1974-05-17 第72回国会 参議院 物価等対策特別委員会 第9号
○政府委員(北村昌敏君) それぞれの需用家層に応じまして発電所からその需用家の手元にまで届けまするためには、各種の設備投資が要るわけでございまして、やはり必要な投資が確保できるように投資に見合いのコスト、これはそれぞれの需用層から料金でいただく、こういう考えが各需用層に十分に円滑に電気の供給が確保されるための設備投資が実現できる道だと、こういうふうに考える次第でございます。
○政府委員(北村昌敏君) それぞれの需用家層に応じまして発電所からその需用家の手元にまで届けまするためには、各種の設備投資が要るわけでございまして、やはり必要な投資が確保できるように投資に見合いのコスト、これはそれぞれの需用層から料金でいただく、こういう考えが各需用層に十分に円滑に電気の供給が確保されるための設備投資が実現できる道だと、こういうふうに考える次第でございます。
したがって、その会社としての需用層のその使用態様の実情に沿った査定が行なわれてしかるべきであります。 したがって、今度の場合のように、従来千四百戸がほとんどみな市街地のしもたやであった、それが団地のスタイルで三千戸、三千戸とふえるというようなことになれば、当然その下の需用層の区分が変わってきておるわけでございます。
ただしかし、その需用者の実情にかんがみて、負担力の少ないところに非常に段のついた値上げを認めるというようなことのないように、極力各需用層の情勢を検討いたしまして、負担に耐えられるようにいたしたい、この点を重点としてただいま検討中でございます。
需用層の五八%も占めておる少額所得層に対して何らの考慮も払われていないということは、私はもう少し政治に情味がほしいと思います。それからかりに産業関係の問題につきましても、これは地域によっていろいろ違うと思うのでありまするが、炭鉱、ことに常磐炭鉱などはすでに平均三八%も値上りしておる。今度の四月からの改定料金によっていくというと六四%の値上り率になる。
もともと電気事業は、その需用層が社会全般であり、国民の九九%までが日夜これを使用するという、公益性のきわめて強い点から、また電気そのものの特殊性からも、これを現在のように分断して、独立採算制の民間私企業にゆだねることは、その企業形態として最も不適当であります。われわれは、発電、送電、配電を一本にした国営の形態が最も合理的なものであると考えるのであります。